授乳記録テンプレート|離乳食ノートにも使える無料フォーマット集

授乳記録テンプレート|離乳食ノートにも使える無料フォーマット集
「授乳記録をつけたいけれど、何をどこまで書けばいいのか分からない」「離乳食ノートも必要そうだけれど、毎日細かく書くのは続かない」と感じる家庭は少なくありません。特に新生児期は授乳回数が多く、離乳食が始まると今度は食材や反応まで気になって、記録の項目だけが増えていきがちです。
ただ、厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」と、こども家庭庁の母子健康手帳関連情報を並べて見ると、必要な記録はずっと同じではありません。離乳の開始は生後5〜6か月頃が目安で、離乳初期は1日1回、7〜8か月頃は1日2回、9〜11か月頃は1日3回へ進める考え方が示されています。一方で、こども家庭庁は母子健康手帳の府令様式と任意様式をPDF・Wordで公開し、乳幼児健診は1か月、3〜6か月、9〜11か月、1歳6か月、3歳など切れ目なく行われる体制を案内しています。つまり、授乳記録や離乳食ノートは、あとで相談しやすい形に整理されていることが大事です。
さらに、こども家庭庁の母子健康手帳情報支援サイトでは、食物アレルギーが疑われるときは「何を、どれくらい食べて、何分後に、どのような症状が出たか」を記録しておくと有用だと案内しています。この記事では、そうした公的情報を踏まえて、授乳記録テンプレート、離乳食ノート、受診前メモをそのままコピペで使える形に整理します。先に日常用の記録全般を整えたい方は、育児日記テンプレートもあわせて読むと役割分担しやすくなります。
先に結論|授乳記録と離乳食ノートは5種類あれば十分
最初から豪華な記録表を作る必要はありません。実際には、次の5種類があればかなり対応できます。
| テンプレート | 向いている時期 | 目的 |
|---|---|---|
| 新生児期の授乳ログ | 退院後〜生後1か月ごろ | 回数、飲み方、排泄をざっくり把握する |
| 1日まとめ型の授乳記録 | 生後1〜4か月ごろ | こまかな時刻表を卒業して流れだけ残す |
| 離乳初期ノート | 生後5〜6か月ごろ | 初めての食材と反応を記録する |
| 7〜11か月の食事テンプレート | 生後7〜11か月ごろ | 2回食・3回食の進み方を整理する |
| 受診前メモ | 気になる症状や健診の前 | 相談内容を短時間でまとめる |
この5種類を月齢に合わせて切り替えるだけで、「授乳も離乳食も全部同じノートに詰め込みすぎて負担になる」状態をかなり避けられます。
公的情報から逆算すると、残す欄は月齢で変わる
同じ「食事の記録」でも、必要な中身は時期によってかなり変わります。厚生労働省のガイドでは、離乳初期は1日1回、7〜8か月頃は1日2回、9〜11か月頃は1日3回と進める目安が示されています。こども家庭庁の乳幼児健診案内でも、1か月児健診、3〜6か月児健診、9〜11か月児健診など、成長段階ごとに見直す前提になっています。
そのため、テンプレートも次のように変える方が実用的です。
| 時期 | 残したいこと | 書きすぎなくてよいこと |
|---|---|---|
| 退院後〜生後1か月 | 授乳回数、飲み方、排泄、気になる変化 | 長い感想 |
| 生後1〜4か月 | 1日の流れ、よく飲む時間帯、機嫌 | 1回ごとの細かい感想 |
| 生後5〜6か月 | 初めての食材、量、反応 | 毎回のグラム管理 |
| 生後7〜8か月 | 2回食の時間帯、食べやすい固さ | 完璧な献立表 |
| 生後9〜11か月 | 3回食、手づかみ、食後の様子 | 1口ごとの細かい記録 |
テンプレートの役目は「全部を書くこと」ではなく、その時期に見返したい情報だけを先に置いておくことです。
新生児期に使いやすい授乳記録テンプレート
新生児期は、時刻まで残しておきたい場面が多い時期です。ただし、完璧な表を作ろうとすると疲れるので、まずは最低限で十分です。
1. 退院後すぐの授乳ログ
日付:
月齢:
授乳・ミルクの時刻:
飲み方のメモ:
おしっこ・うんち:
吐き戻しや気になること:
家族に共有したいこと:
記入例:
日付:2026/06/15
月齢:生後18日
授乳・ミルクの時刻:3:10 / 6:40 / 9:20 / 12:30 / 15:40 / 19:10 / 22:40
飲み方のメモ:午前は落ち着いて飲めた、夕方は少し細切れ
おしっこ・うんち:おしっこ6回、うんち2回
吐き戻しや気になること:19時ごろ少し吐き戻しあり
家族に共有したいこと:夜は抱っこすると落ち着きやすい
ここでは1回ごとの量より、「今日はどんな流れだったか」が後から分かることを優先します。1か月健診の前に見返せる形になっていれば十分です。
2. 細かい時刻表を卒業したあとの1日まとめ型
生後1〜4か月ごろになると、毎回の時刻を書き続けるのが負担になる家庭も多くなります。その段階では、次のように1日まとめ型へ切り替えてかまいません。
日付:
朝〜昼の様子:
午後〜夜の様子:
よく飲めた時間帯:
少なめだった時間帯:
睡眠・機嫌:
明日も見ておきたいこと:
この形にすると、「数字を埋める作業」から「流れを残す作業」に変えやすくなります。成長全体も一緒に見返したい方は、赤ちゃんの体重・身長の増え方の目安もつなげて読むと整理しやすいです。
離乳食ノートは“開始期”と“進行期”で分けると続きやすい
既存の離乳食記録のつけ方では、食材・量・アレルギーの基本項目をまとめています。このページでは、そこから一歩進めて、すぐ貼り付けて使えるテンプレートとして整理します。
3. 生後5〜6か月ごろの離乳初期テンプレート
厚生労働省のガイドでは、離乳の開始は生後5〜6か月頃が目安で、離乳初期は1日1回から始めるとされています。この時期は「何を初めて食べたか」と「その後どうだったか」が特に大切です。
日付:
月齢:
食べた時間:
今日の食材:
初めての食材:
量:
食べた様子:
食後30分〜数時間で気になったこと:
次回のメモ:
記入例:
日付:2026/06/15
月齢:生後5か月
食べた時間:10:15
今日の食材:10倍がゆ
初めての食材:10倍がゆ
量:小さじ1
食べた様子:少し驚いた顔をしたが飲み込めた
食後30分〜数時間で気になったこと:特になし
次回のメモ:同じ量でもう一度試す
このテンプレートは、あとから「最初に食べたのはいつか」を確認しやすいのが利点です。
4. 生後7〜8か月ごろの2回食テンプレート
7〜8か月頃は1日2回へ進む目安があるため、「何時に何を食べたか」を朝夕で見返せる欄があると使いやすくなります。
日付:
月齢:
1回目の食事:
2回目の食事:
食材の固さ・つぶし方:
食べやすかったもの:
嫌がったもの:
うんち・肌・機嫌のメモ:
ここで大切なのは、豪華な献立表を作ることではありません。「舌でつぶせる固さが食べやすい」「夜の方が進みやすい」のような、次に生かせる情報だけ残せば十分です。
5. 生後9〜11か月ごろの3回食テンプレート
厚生労働省のガイドでは、9〜11か月頃は1日3回を目安に、食欲に応じて量を増やし、手づかみ食べも発達にとって大切な行動だと示されています。ここでは、量の正確さより「食事のリズム」と「自分で食べようとしたか」を残すのが向いています。
日付:
朝:
昼:
夜:
手づかみしたもの:
食後の様子:
飲み物・授乳のメモ:
家族と食べた時の様子:
この頃は写真も残しておくと、食べ方の変化を見返しやすくなります。日記として一緒に残したいなら、育児日記テンプレートの短文欄を組み合わせると重くなりません。
アレルギーや受診前に役立つ相談メモテンプレート
こども家庭庁の母子健康手帳情報支援サイトでは、食物アレルギーの診断では問診が重要で、「何歳ごろ、何を、どれくらい食べて、何分後に、どのような症状が出たか」を記録しておくと役立つと案内しています。つまり、普段のノートとは別に、相談用の短いメモ欄を持っておくと実用的です。
相談したいこと:
食べたもの:
量:
食べた時刻:
症状が出た時刻:
出た症状:
その後どうしたか:
写真・動画の有無:
自己判断で食材を増やしたり止めたりする前に、このメモをもって小児科や健診で相談できる形にしておくと、やり取りがかなり具体的になります。
紙、スマホ、印刷用でどう分けるか
こども家庭庁が母子健康手帳のPDF・Word様式を公開しているように、紙で残す方法には一定の安心感があります。一方で、毎日の授乳や食事はスマホの方が圧倒的に残しやすい家庭も多いはずです。おすすめは、役割を次のように分けることです。
| 置き場 | 向いている用途 | 注意点 |
|---|---|---|
| 母子手帳 | 健診、予防接種、公式の健康記録 | 日常の細かい食事記録までは書きにくい |
| スマホメモ・アプリ | その日の授乳や離乳食の流れ | 場所を分散させすぎない |
| 印刷・プリント | 節目で見返す保存用 | 毎日の一次記録には向かない |
後で形として残したい人は、日々のメモと写真を同じ場所に置き、節目で フォトブック・写真プリント へまとめる流れが扱いやすいです。
続けるコツは「全部を埋めない」と決めること
授乳記録テンプレートや離乳食ノートを探している人ほど、真面目に全部記入しようとしがちです。でも、実際に続くのは空欄があっても気にしないテンプレートです。
続けやすくするコツは次の3つです。
- 同じテンプレートをずっと使わず、月齢で切り替える
- 量はグラムではなく「小さじ1」「半分」「よく飲んだ」でもよい
- 気になる日だけ詳しく書き、普通の日は短く終える
テンプレートの完成度より、必要な日に開けることの方がずっと大切です。
よくある質問
授乳記録はいつまで細かくつけるべきですか?
新生児期や体重増加が気になる時期は時刻まであると便利ですが、流れが安定してきたら1日まとめ型へ切り替えて問題ありません。必要な期間だけ細かくする方が続きます。
離乳食ノートは毎食つけないと意味がありませんか?
毎食でなくても大丈夫です。初めての食材の日、食べ方が大きく変わった日、受診前に見返したい日は残す、という運用でも十分役立ちます。
授乳記録と育児日記は別にした方がいいですか?
別でも一緒でもかまいません。ただし、授乳・食事の欄と、思い出として残したい写真や一言の欄を分けておくと、見返しやすくなります。
まとめ
授乳記録テンプレートと離乳食ノートは、毎日完璧に埋めるためのものではありません。厚生労働省の授乳・離乳の支援ガイドや、こども家庭庁の母子健康手帳・乳幼児健診情報を見ると、時期ごとに見るべきポイントは変わります。だからこそ、新生児期の授乳ログ、1日まとめ型、離乳初期、2回食・3回食、受診前メモと、用途ごとに分けた方が実際には続きます。
まずは今の月齢に合うテンプレートを1つだけ選び、写真1枚か一言メモを添えるところから始めてみてください。必要な日に見返せる記録こそ、いちばん役立つ育児記録です。


